2013年8月30日 相川祐里奈『避難弱者』出版

【書籍案内】

ーーおらがこんなんだから、みんなおらのこと置いて逃げんだべ

あの時、福島原発近くの老人ホームで何が起きたのか?
自らが被災者であり、放射線の恐怖と戦いながら、
高齢者の命に寄り添った介護士たちの葛藤と奮闘を描いた衝撃の震災ルポーー

「避難弱者」相川祐里奈著

福島県内の介護施設20施設、のべ47人に取材。
「震災関連死」は防ぐことができなかったのか?災害大国、日本の防災計画の課題に切り込む。

「避難弱者」相川祐里奈著(東洋経済新報社)
全国の書店にて8月30日発売!アマゾンでも受付中。


わかりやすいプロジェクトに参加してます、元国会事故調事務局調査員の相川祐里奈です。
この度、著書「避難弱者」が東洋経済新報社より販売されることになりました。

3.11の東日本大震災、津波、原発事故という巨大複合災害では、避難や避難生活のストレスにより多くの方が「震災関連死」として亡くなっています。
このような死は防ぐことはできなかったのでしょうか?

これまで3.11での介護施設や病院の避難については、マスコミで点々と取り上げられていますが、その情報が線と線で結ばれておらず、教訓という形で全国に届いていません。
この本では、著者が福島県内を回り、多くの避難した介護施設関係者に話を聞く中で浮かび上がってきた現場の生きた教訓をまとめています。

災害下で、介護施設の高齢者をどう避難させるのか?
この問題は、過去だけでなく現在にも通ずる問題であり、福島だけではなく日本全土の問題であり、介護関係者に留まらず、高齢の家族をもつ私たちの問題でもあると思います。

ぜひ、この機会に本を手に取っていただき、
少しでもこの問題に興味をもっていただけると嬉しいです。
何卒、宜しくお願い致します。

※ 本にかかる取材費は、福島県老人福祉施設協議会に寄せられた義援金から捻出されております。