20141121 県立福島高校リベラルゼミダイアログ『ガチ輪読会(第一回)』

10月17日リベラルゼミを契機に「国会事故調報告書輪読会」を11月21日午後キックオフしました。「福島高校リベラルゼミ」×「ふくしま学びのネットワーク」×「わかりやすいプロジェクト」のコラボです。当日は連戦の定期考査直後。放課後に福高生約20名(1年と2年がほぼ半々)が集合、前川直哉先生(ふくしま学びのネットワーク)、市内の先生方、OBの方、東大の学生さんの飛び入り参加もいただき、わかりやすいプロジェクト高校生チーム(福高メンバー)のファシリテーションにもと、報告の輪読と世代を超えた対話を通じて、互いの深い洞察を学び合う貴重な時間を共有することができました。

参加いただいたみなさんから頂戴した「開始前の想い」「感想」「今後の改善点」の一部をご紹介します。

20141121校内告知

 

<開始前>・報道では「エラいひと」の話ばかりが聞こえてきて、現場や実感の見えない「遠い話」な気がします。多くの留学生から質問されて答えられないことを恥ずかしくも思います。・事故前まで危険を考えたことがなかったけれど、事故が起こりこの先どうすればよいのか全く分からず不安。・「自分たち」はこれからどうなるのだろう。「自分たち」が生きていくはずの「社会」はどうなっていくのだろう。「自分たち」が生きる「社会」で「原発事故」はどのように伝わるのだろう。ただ自然災害から起きた事故ではなく人間側にも反省することが多くあったことを伝えていかなければならないはずだが、それを伝えられる人はどのくらいいるのだろう。「知っている人」がいなければ伝えようがない。だから「自分たち」は知る必要がある。20141121コメント一杯  20141121読みこみ中

<感想>・「他人事」ではなく「自分事」として考える必要があると強く感じた。今回の事故の加害者となった「優秀な人」のように自分がならないように考え続けていきたい。・見えなかったものが見えてきた。見ようとしなかったことがあるとも感じた。・僕たちはこういう経験をもっと積むべき。人と意見を交換し合って行動してしていきたい。・知識を得たのはもちろんですが、他の人の話を聞いて報告書に書いてあることを超えた「責任」「原因」について全く違った考え方を見つけることができた。・大人も生徒もフラットな関係で話せたのはよかった。

<今後の改善点>・対話の時間を延ばしてほしい。・他の人と意見を交換する場がとても興味深く自分でも得られるものが多くあったと思うのでもっとたくさんの人と、世代の違う人と意見交換できるようになればいいと思います。

ガチ輪読会20141121リフレクションシート