2015年12月17日 横浜市立大学にて講義

横浜市立大学/芦澤美智子先生の「経営管理論Ⅱ」の一コマにて、「国会事故調を取り巻く状況から考える」場を学生の皆さんと共有させていただく機会を賜りました。(石橋)

2

 

1

 

 

 

 

 

 

以下学生さんから頂戴した感想の一部をご紹介します。

★今日の講義を通して頭に衝撃が走り、いろいろなことを考えさせられました。今日授業を受けた全員が多かれ少なかれそう思ったはずです。来年成人式を迎える私に素晴らしいプレゼントをいただいたと感じます。「今日の事を一生忘れない」、かなり胡散臭くて私は嫌いな言葉ですが、冗談抜きにそう思います。キーワードは「『思考停止』を停止すること」。日々の暮らしの中で関心を持ったことに目を向け、常に自分の考えを持つことが大切だと思いました。

★「エリート」「グローバル人材」と唱える人たちは根深い「思考停止」の因習にどっぷり浸かりながら「ロジカルシンキング」や「アカウンタビリティ」という言葉を駆使するのが大好きという矛盾を抱えているのが今の日本であることに衝撃を受けた。私たちが社会に出るときはどんな仕事でも世界の人と仕事をする時代になった。日本の常識を鵜呑みにするのは自殺行為なんだなぁと感じる。
★貴重なお話ありがとうございました。聞いていて、とても耳が痛くなりました。悪循環を生んでいるのは私たちひとりひとりであり、変えられるのは私たちだと考えました。そのためには同じように考えるひとと多く出会い、目標を持ち続けたいと思います。

★今日は日本が抱える問題について、原発事故を中心にアニメや映画などを使い、とてもわかりやすく考えさせられる話をしていただいた。根本的な原因である「思考停止」は確かに自分にもある。原発事故について他人事のような気がしていたし、〇〇が悪い等と既に結論を自分の中で作って「考えない」状態になっていた。今日の話を聞いて、自分の価値観が変わった気がします。まず自分を変えることに取り組む必要があると思います。

★お話を聞いていてパスカルの「パンセ」を思い出しました。私たちは弱くて拙い。だから考えることをやめてはいけない。常に考え「未来」を向いていなければ「未来」そのものがなくなってしまう、と感じました。

★楽だし安全だし自分で考えることなく流れに身をゆだねて生活することが多々ある。疑問を持って思考することはとてもエネルギーが要ることで正直面倒で大変だと思いますが、でもそうやって何もせずに本質を見ていないと取り返しのつかない状況になってしまう。得意・不得意はあるかもしれないけれど、面倒がらずに普段の生活から様々なことを見つめ直し、よく考える習慣を身に着けていきたいと思います。