2015年3月8日

高校生【福島県×首都圏】次世代プロジェクトは2015年1月~3月にかけ国会事故調報告を出発点として計5回の「ともに考えること」に取り組み、福島県立福島高校梅苑会館をお借りして、20150308 共同コメントを作成しました。

当日は1000~1900までの長丁場。思いがけない展開や思考の深化が頻発。参加者はみんなで一生懸命に考え格闘しました。たくさんのご協力に心から御礼申し上げます。

 

2015年3月8日

                              高校生【福島県×首都圏】次世代プロジェクト

                                                              共同コメント

                          原発事故から「未来」が見えた。「未来」の子供に誇れる「いま」を。

私たちは【福島県×首都圏】次世代プロジェクトに参加した福島県と首都圏の高校生です。私たちは2015年1月~3月にかけ国会事故調報告を出発点として計5回の「ともに考えること」に取り組んでまいりました。

私たちは、こんな「未来」に参加したいと考えています。

  1. 大人の本音が聞ける「未来」。
  2. 皆が考えることに妥協せず、多様な意見が互いにwin-winになるまで考え抜く「未来」。
  3. 皆が考える材料を自分に当てはめて、自らがどんな社会的役割をもてるか、主体的に考え続ける「未来」。
  4. 対症療法(目に見える課題を潰すこと)に満足せず、慢性疾患(根本的な課題)を直視する「未来」。

私たちを取り巻く世界、いま福島原発事故を取り巻く状況を通してみえる「未来」はそんな理想の世界でしょうか。

私たちが参加したい「未来」を創るためには、以下のようなことが必要だと考えます。

  • 「大人と大人」「大人と子供」「多数と少数」「個人と個人」が本音で語り合うこと。
  • そこでは「立場」等を介在させず、「理由」と「根拠」に基づく議論がwin-winになるまで重ねられます。
  • 参加者は相互に信頼し、結論を急がず広い視野を持って少数の意見を尊重し、全員が主体的に考えます。
  • このような「場」が作られてゆくためには、自分の意見の根拠を考え、少人数のグループをつくって意見を交わし合意できる場とその教育が不可欠です。

私たちはまずは同年代と一緒に考える「場」を創ることに取り組み、子供が変わる姿を大人に見せていきたいと考えます。

私たちは未来に対する努力を重ねていきたいと思います。

私たちは泳ぐことをあきらめ、ただ流されるままの魚のようになりたくはありません。

この共同コメントはその中間報告です。

最後に「次世代プロジェクト」をご支援いただいた防災のセレクトショップ『セイショップ』様、会場をお借りした福島県立福島高等学校様他関係各位に心からの御礼を申し上げます。

【企画/運営】 わかりやすいプロジェクト(国会事故調編)高校生チーム

【本件照会先】 わかりやすいプロジェクト(国会事故調編) simple.project2012@gmail.com

 

次世代PJコメント最終確定版