2015年11月29日 ガチリン番外編!ワークショップ

20151129 ガチリン番外編!『原子力災害における避難・救護活動について考える』ワークショップ』(企画・開催 福島高校リベラルゼミダイアログx日本赤十字社xわかりやすいプロジェクト)。定期試験終了後の日曜日。午前10時~午後5時まで、福島高校梅苑会館に会場をお借りして開催。テーマは「原子力災害における避難・救護活動について考える」。世代を超えた対話と気づきに取り組むべく参集したのは、福島高、安積高、と首都圏大学生と社会人。1

オープニングで本日の工程とゴールを共有したあと早速開始です。
まずは、3・11当時事態に直面された方からお話を伺います。福島県老人福祉施設協会復興委員会事務局長の高木さまから、老人福祉施設の原発避難の状況を、日赤福島県支部の久保さまからは日赤の当時の混乱と苦悩をうかがいます。参加メンバーは食い入るようにお話しに聞き入り、いっぱいメモ書き。あっというまに過ぎ去る午前、いつのまにかお昼の時間。
お昼は、前回もお世話になった浪江焼きそばをみんなで美味しくいただきました(うまい♪)

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腹ごしらえでエネルギーを充填したところで、午後のスタート。まずは午前の振り返りです。高2生二人のファシリテートのもと、みるみるうちに黒板が埋まってゆきます(この段階では大人参加者もときどき登場。)どんな風に考えるか、みんなの頭の中で座標軸ができてきた感じのところで、日赤原子力災害情報センター長の山澤さまから、日赤が3・11の反省を出発点に策定した「原子力災害における救護活動ガイドライン」の背景と概要、今後の取組についてのインプット。直前に皆で考え合ったことを手掛かりに、さらに対話が展開。取材の記者さん、御参加いただいた社会人参加者も一緒になって、考えと言葉をいっぱい溢れでました。

震災五年目に当たる2016年3月に向け新たな取組に向けて目線一致し、今日の場は「キックオフ」と位置付けられたところで、17時30分。

お忙しい中最後までお付き合いいただきました高木さま、日本赤十字社の皆様、会場をお借りした福島高校さま、参加いただいた皆様と先生方、浪江焼きそばを今回もたくさんご用意いただいた高橋さま、ありがとうございました。

地味にしつこい「わかりやすいプロジェクト」の匍匐前進はまだ続きます。