2016年10月23日 巨災対第二会議室『ゴジラ vs ガチリン』からの報告

秋晴れの日曜の午後。

映画館「フォーラム福島」さんのご協力のもと「巨災対第二会議室『ゴジラ vs ガチリン』を開催しました。当日午前は前日夕刻に修学旅行から帰国したメンバーを含め運営メンバーが参集。想定外を想定しようと直前のミーティングと準備作業。会場に移動すると参画者が既にチラホラ。

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会議室」開催時には40人弱の参画者となりました。

  • まずは「シン・ゴジラ」の鑑賞。画面の中の「第一対策室」では「ゴジラ」的事象に対する直接的攻撃防御の策が検討実施されている様子を実査しました。
  • 後半は企画した高校生メンバー3人のファシリテーションによりいよいよ「第二会議室」。直接的攻撃防御とは異なる視点の対話を目指します。
      • 最初は企画の母体となった「ガチリン」(福島高校リベラルゼミダイアログ×わかりやすいプロジェクト高校生チームによる輪読対話サークル)の説明。
      • そのあと、呼び水的な「問いかけ」に対する「考えの共有」を重ねます。
        • 映画の前半と後半で登場人物の動き方から想像される「考え方」はどう違うのか
        • その背景にはどんな共通点があり、どんな違いがあるのか。
        • 身の回りに似た事象はあるのか?私たちはどんな社会に住むのか。
        • 二項対立的な「問いの設定」を克服し、それぞれの持つ特性をどのように組み合わせるのか。その中で一人一人何をなすのか。
      • 高校生参画者の積極的な発言に呼応するように社会人参画者の方々からもたくさんのお言葉。直前まで重ねた「想定外を想定する」を超える展開。互いに考えあう時空間を創ることができました。映画館で開催する初めての試み。運営側の想定を超える流れに、不手際多々にもかかわらず温かい中にも深い対話が重ねられた時間を創ることができたのは、巨災対第二会議室に参画してくださった皆様、この場の創出にご尽力をくださったフォーラム福島さんのご協力によるものです。 心から感謝申し上げます。

 

  • 映画館で開催する初めての試み。運営側の想定を超える流れに、不手際多々にもかかわらず温かい中にも深い対話が重ねられた時間を創ることができたのは、巨災対第二会議室に参画してくださった皆様、この場の創出にご尽力をくださったフォーラム福島さんのご協力によるものです。 心から感謝申し上げます。

 

  • ご参加くださった方のなかからいただいたご感想の一部をご紹介いたします。
    • 「ゴジラのような映画とガチリンのような思考を深堀共有するプログラムを地域の映画館で高校生が行っているということの意味の重要性を強く感じました。」
    • 「今日は意義のあるひと時をありがとうございました。震災直後に対話の場づくりをしていた活動の原点を思い出し、想いを振り返るきっかけとなりました。」
    • 「発言力のある大人の声にかき消されがちなティーンエイジャーの気持ちを聞く機会が少ないことにジレンマを感じておりますが、今日は高校生の皆さんがストレートに気持ちを表出する姿が見られて、とても新鮮でした!」
    • 「これは逆に大人が勇気をもらえるイベントですね!」
    • 「高校生は鋭く、負けていられない。」

 

  • 世代を超えて『考えあう「機会」「場」』を共創。「ガチリン」はまだ続きます。

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