2015年4月21日 受験期に突入する福島メンバー三人からお手紙をいただきました

受験期に突入する福島メンバー三人からお手紙をいただきました

わかりやすいプロジェクトは自由意志集積の「場」です。

若いメンバーも進級・進学など環境の変化に伴い、それぞれの判断で活発に参画する時期もちょっと休憩の時期もあります。受験期に突入する福島メンバー三人からお手紙をいただきました。感動したので三人のご了解を得て一部ご紹介します。
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「高校生チームに参加して早一年、石橋さんと初めてお会いしてから一年半も経ちました。石橋さんの最初のリベラルゼミは今でも鮮明に覚えています。当時の自分は表面的なことしか考えていませんでした。そんな自分にとって原発事故を鳥瞰的に考える授業は衝撃的であるとともに主体的に学ぶことがいかに難しく楽しいかに気づくことができました。そして自分の変化を他の人にも共有したい、もっと多くの人に原発事故の本質を知ってもらいたいと思い、高校生チームに参加しました。様々な活動によって多くの人が原発事故や自分自身について考えられ、今までより一歩進めたことは何事にも代えがたい喜びでした。」

「これまでの活動を通じて多くのことを学ばせていただきました。これまでの高校生活の中でただ習うだけの学問の範囲を飛び出して、多くの人と語り合う機会や一つのテーマに対して自分自身の考えを深く追究する機会を通して学び続ける、そういった姿勢に踏み込む勇気は、「わかりやすいプロジェクト」の2つの問い「あなたは何をしましたか」「これから何をしますか」が与えてくれたものだっだのだと思います。また、本当の難題とは答えを出そうと苦しむほど深みにはまる難題の事なのだとこれまでの取組から実感しました。」

「先日私たちは、チームの運営を二年生に引き継ぐ「引き継ぎ会」を開催しました。今後は後輩をバックアップできるよう広い視野を持って生活しようと決意しました。また難しいことではありますが秋の赤十字国際会議でのプレゼンを創りこんでいくプロセスで鮮明になった「無関心」「他人事」にも取り組みたいと思っています。」

「私たちは最高学年に進級し、学校の名を背負っていく立場になりました。今までの感謝を忘れず「わかりやすいプロジェクト」全体に還元できるよう支援していこうと思っています。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。」
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三人とご一緒し、たくさんの真摯な対話から本当にたくさんの学びを共有することができました。「自己革新」を積み重ねつつある三人の、試練に正面から逞しく取り組む姿が目に浮かびます。

再び会える機会を心待ちにしています。手紙