2015年5月26日 郁文館グローバル高等学校『教育ゼミ』に登壇

20150526 郁文館グローバル高等学校『教育ゼミ』に代表 石橋がお邪魔して「教育」についてゼミメンバーの皆さんと「考える場」をご一緒しました。石橋からは「わかりやすいプロジェクト」が取り組んだ「20150308次世代プロジェクト*共同コメント」等をご紹介しました。(* 2015年1月~3月)

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4月にメンター参加した高校生未来会議「高校生教育再生会議分科会」でご一緒した女子高生(!)からお声掛けをいただきまして、郁文館グローバル高校に参上しました。

同校では高校二年生は全員海外留学するそうです(なので学校には高三生と高一生のみ!なお、現地にどっぷり浸かるサバイバル環境を目指す留学規則はなんと「留学中は保護者との電話・メール禁止」!(ただし手紙は推奨))。ほかにも生徒による自主ゼミ活動(単位認定される)等ユニークな取組がなされている由。

今回御邪魔したのは「教育ゼミ」(今年発足)。
「なぜ「地底人」が「教育」を?」と湧き上がる疑問を抑えつつ参上。
「教育ゼミ」は計10人。海外留学サバイバルを経た高三生、一年後にはサバイバルが待っている高一生の姿勢は真摯そのもの。いきなり登場した「スーツのオッサン」と「教育」慣れしていないこと丸出しの「漫談」に対し、容易に想像できる「違和感」を乗り越えて、感じたこと考えたことの対話の場を共有させていただくことができました。

あたたかく見守ってくださった先生、お声掛けいただき貴重な機会と時間を共有させていただいた『教育ゼミ』の皆さん、直前にお参りした根津神社のお稲荷様に深謝です。
(たまたま中二生が様子を見学する機会だったようで、たくさんの中学生が「参観」してました。)

以下いただいた感想の一部です(あたたかいお言葉感謝感謝です)。
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★グローバル人材とは、グローバル教育を受け英語がペラペラで一流の大学を出ている人等といった固定概念があったのですが、そうではなく、自らの学びを追究し、深い探究心の下「学ぶこと」をやり続けることによって、それを周囲から評価され「グローバル人材」と呼ばれることになった人たちなのだと知りました。学歴や肩書が大事なのではなく、学びに対する思いや行動がその人を創っているのだと思いました。
★日本人は根本的な問題を見て見ぬふりをして一人が変わっても何もできないと思いがちですが、皆が変われば日本も変わっていくのではないかと思いました。
★自分が今まで思っていた教育にいろいろな観点から見るスパイスをたくさんいただくことができ、より深く教育について考えさせられる機会となりました。ただ教育者として教えるのではなく、自分で学び探求することの必要性を知ることができ、将来自分が一番やりたい教育に一歩近づくことができました。
★グローバル人材を育成する教育について、「それはよいモノ」「必要なモノ」と考えていましたが、今回普段考えていたことが表面的であり立体的ではなかったと気付き、「何」が重要でこれから必要なのか、また深い疑問へと変わってしまいました。知れば知るほど謎は深まり、自分が難しい問題あるいは課題に立ち向かおうとしているのだと自覚できました。これからも絶えず考えていきます。
★教育に対して自分の意識やこれからの物事の見方を変えることができたと思います。
★今の教育がどうあるべきか、より良くするためにはどうするべきか、教育という視点だけでなく他の部分から考え直すことができました。
★今まで自分や周りの事しか考えておらず、自分が思っていたのとは違う視点を得ることができてとてもいい時間でした。
★国からの目線だけで教育は変えられないが、国を無視して変えることも出来ない。現在行っていることもただ言っているだけで終わらせないような取り組みにしなければならないと改めて思いました。お話を伺い、『教育<学習』という考えに気づかされました。