2015年12月26-28日 3回目の灘・福島合同合宿が開催されました

12/26から28までの2泊3日、3回目の灘・福島合同合宿(灘校東北合宿としては17回目!)が行われました。
灘校から16名、福島高校から12名、合計28名の生徒が参加しました。1

 

1日目は南相馬市へ。
小高区の小高駅周辺と村上海岸を訪問したあと、原町区のベテランママの会本部を訪れ、ベテランママの会代表の番場さち子先生から震災・原発事故とその後の取組みについてのお話を伺いました。
宿舎に戻った後は「元気アップつちゆ」の電力事業兼まちづくり事業担当の秋山俊樹さんから、土湯温泉での取り組みについてお話を伺いました。

2日目の午前は宿舎の研修室で、浪江町出身の3人の方に浪江町の現状とこれからについて伺いました。2

原発建設当時のお話など、貴重なお話をたくさん伺うことができました。
午後は天栄村を訪れ、映画『天に栄える村』鑑賞後、天栄村産業振興課の吉成課長と天栄米栽培研究会の岡部会長から、世界一の米作りについてのお話を伺いました。
宿舎に戻った後は、「わかりやすいプロジェクト」高校生メンバーたちが、福島高校を中心に取り組んでいるガチ輪読会について説明してくれました。

3日目はワークショップです。
毎晩、宿舎で班ごとに語り合った振り返りをベースとして、この合宿で得た気付きをもとに、いまの福島が直面する課題について整理し、自分たちが何ができるかを考え、実際に行動するためのアクションプランについて、大学生・大学院生のファシリテーターとともに話し合いました。

3ワークショップの途中には、昨年の合同合宿がきっかけで始まった「福集め隊」と「神戸合宿」についての発表もあり、合宿で生まれた縦と横の繋がりを体感することができたのも、とても嬉しかったです。
最後のアクションプラン発表では、参加者たち一人ひとりが、課題に対して何ができるかを本気で真剣に考えた様子がどの班の発表からも伺え、日本の未来は明るいぞ! とワクワクしました。

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年の瀬のご多忙な中、訪問や講演をご快諾下さった皆様、
福島高校の浜田先生、松村先生、高橋先生とお父様、
「福島に来たかったんですよー」と笑顔で引率し、
毎晩夜遅くまでスタッフのミーティングに付き合って下さった灘校の藪本先生、
いつもお世話になっている福島交通さん、福島県青少年会館の皆さん、
そしてワークショップのファシリテーションはもちろん、
合宿全体で参加者が一つでも多くを学べるよう、様々な心配りをしてくれた渡辺くん、湯澤くん、
本当に有難うございました!!!