20170902 筑波大学附属駒場中学校・高等学校に参上しました。

昨年末の灘・筑駒・福島高による福島県モニターツアーに参加した生徒間繋がりから派するご縁。夏休み明けの筑駒に石橋が参上しました。完全自由参加で集まってくれたのは中学生を中心にした生徒さん方のほか、先生方、教育実習生さんの15名弱。 国会事故調を取り巻く状況から垣間見える「悶々」を共有する前半。後半では前半を踏まえ、「このままでいい?」「状況を変えるにはどうしたらいい?」「その切り口はどうする?」等アイデア出し。世代を超えた濃厚な「考えあう場」をいただきました。積極的に「場」の共創に参画してくれた筑駒の皆様に心から御礼です。

いただいだ感想をいくつかご紹介します。

  • 調査の結果を調査を指示した国会または国民に多く知られていない(自分も知らなかった)。
  • 話し合いの場では「いかに早く問題を解決できるか/利益がでるか」が大事だと考えていたが、「どうすれば最善の決断となるか他者と一緒に考えたい」と思った。本音を言いやすい環境の中で一人一人の考えを突き詰め、全員の考えが生かされるようにしていきたい。
  • 福島原発事故は複合的なことがたくさん絡んで起きたことを知った。
  • 日本の組織の体質は浄化がとても難しいと思っていたが、浄化の可能性を感じた。
  • 日本の社会の課題について主体的に考えてなかったが、根本的な解決は他人事ではないのだと気づいた。
  • 組織の前例を踏襲する性質が生まれるのはそのほうが短期的にみると効率的で楽で、多くの人間にとって長期的な視点より短期的な利益を追い求める性質がある/長期的な視点を持つことが難しいからだと思います。長期的な視点のほうが「得」であることを「外部」から啓発する人が必要なのかも。
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